「オタクはジブリになめられたのだ」

大塚ギチいわく、「オタクはジブリになめられたのだ」今月のSTUDIO VOICEから引用。

ジブリの作品をあんまり見ない自分はそう気にしてなかったが、あの、「赤い事件」はかなり問題になってたらしい。
http://page.freett.com/puti7777/ghibli/red.html
http://www.synapse.ne.jp/komurano/taiki/sen/
で、押井守の最新作「イノセンス」はプロデューサーに鈴木敏夫。で、こんな試写会。。
http://www.1101.com/innocence/index.html
大塚ギチの言ってる「なめられた」という言い方は多少言い過ぎな感もあるが、そういう一面もあるのは事実だと思う。

一応美術畑にいる自分が気になる点としては、「イノセンス」にあわせて行われる「球体間接人形展」。これは東京都現代美術館で行われるのだが、一昨年あたりに館長が日テレの氏家斉一郎会長に変わってから、ジブリの立体造形を展示したり、今回の球体人形展だとかジブリ関連の。。
確かに、あんな不便な所に美術館作って、入場者も少ないから仕方ないのかもしれないけども。。

僕が始めて東京と現代美術館に行ったのは高校生の時で、その時見た中村政人のマクドナルドのでっかい看板の作品が印象的だった。

いつだってそうだけど、作品自体と作品を売ることの間にはなんでこんなに断絶があるんだろう。

僕が去年の夏に六本木ヒルズで展示した時に、講評会みたいのがあって、その時に犬の形をした作品を出していた人がいて、
その人が日比野克彦に「なんでこの(自分の)作品を選んだんですか?」と聞いたら「子供や、普通の人が見た時に抽象っぽい物でなく、「犬」「リンゴ」みたいに分かりやすいアイコンが欲しかったから」というような事を言っていた。
なんかその犬の作品を出品した人がひどく悲惨に思えた。
そこで展示(というかパフォーマンス)をしていた自分も、なぜ作品が選ばれたか聞けば良かったかなと思う。ま、それも悲惨な結果になっていただろうが。

だいたいSTUDIO VOICEなんてオサレな雑誌自体、僕みたいなオタクちゃんには少し抵抗があるのさ。(:-p)